『Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル』補足メモ:

エビドリをご利用いただいている読者さまから寄せられたメールなどを
基に有益と思われる本書の補足説明をアップしていきます。
(最終更新日 1月16日)


● 本文P.23 SV文型かSVC文型か
「出身」を示す be from 〜 の文型解釈について

SVC文型:
I am from Kobe. 「僕は神戸出身です。」
SV文型:
I am in Kobe. 「僕は神戸にいます。」

同じ be動詞、前置詞句でも文型が異なるという面倒な例文ですが、be動詞の文型ごとの用法に注目すれば区別は簡単です。

be動詞が SV文型になるのは「存在」用法の場合のみです。
1つ目の例文「〜出身である」は「存在」を示すわけではありません。

そこで be動詞のもう1つの用法、つまり SVC文型と解釈されるわけです。
be動詞が「存在」を示せば SV文型、それ以外は SVC文型と押さえておきましょう。

God is. 「神は存在する」 ⇒ まさに SV文型!

● 本文P.36 数・量を表す形容詞
a lot of について
a lot of の of を取ると「副詞」の用法として使えます。
It rained a lot last night. (昨夜、たくさん雨が降った。)

● 本文P.42 toとforの使い分け
「SVOO⇔SVO+前置詞to/for+人」パターンにおけるto/forの使い分けは以下のポイントも参考にしてください。

to は
「相手がいなければその行為・動作が成立しない」他動詞に用いる!

例) send 「(人)に〜を送る」

SVOO: I sent her some chocolates.
SVO: I sent some chocolates
to her.

「送る」という行為は相手がいなければ送りようがありませんね。宛先不明で自分に戻ってきてしまう宅急便と同じです。
このように必ず相手を置いて行う動作を示す他動詞は前置詞 to を用いると押さえておきましょう。

● 本文P.57下から2行目
「Sが単数であればamかis、Sが複数であればareになります。」 
この解説を受けて、you(あなたは)は単数なのに、areになるという解説は誤りではないかというご指摘がありましたので補足説明させていただきます。

ご存じのとおり、代名詞youには「単数」の意味(あなたは)だけでなく、「複数」の意味(あなたたちは)も存在します。
しかしながら、
文法的には常に「複数」の主語としてbe動詞は呼応します。そこで本文の解説で、代名詞youについては意味ではなく、その文法的解釈にもとづいています。

● 本文P.113/115
疑問詞 whose の機能について 
疑問詞whoseは「代名詞」「形容詞」2つの用法があります。P.113の解説では「代名詞」、P.115の解説では「形容詞」となっていますが、どちらの機能も英文によってはありますので誤解のないようにご注意ください。
● 本文P.131
不定詞の用法 形容詞的用法、副詞的用法について 
B副詞的用法で挙げている以下の例文について
We use a cellphone
to communicate with people.
(私たちは人々とコミュニケーションをするために、携帯電話を使います。)

この不定詞(下線部)は「…するために」と目的を示す副詞的用法になりますが、本文A形容詞的用法で解説しているように、
後ろから名詞(a cellphone)を修飾する形容詞的用法でも解釈することができます。

形容詞的用法の解釈:私たちは人々とコミュニケーションをするための携帯電話を使います。

多少の日本語の違いはありますが真意はそれほどずれませんのでどちらの解釈でもOKです。

このように
不定詞の前が「名詞」であれば2通りの解釈ができてしまうことも少なくありませんが、文脈で決定するなど柔軟に処理しなければならないでしょう。

また
必ず副詞的用法として目的「…するために」を表現したい場合は以下の表現を使うと確実です。

We use a cellphone
in order to communicate with people.

in order to Vg で「…するために」という意味の表現になります。

※Vg = 動詞の原形
● 本文P.145 「接続詞の機能」
等位接続詞(and, or, but)の特徴として「文法的に対等な関係にあるもの同士をつなげる接続詞」と説明していますが、この点についてもう少し付け加えておきましょう。

例えば A and B で「文法的に対等な関係」とは、
A も B も
「内容の重要度は同じレベル」であるということです。

一方で、等位接続詞ではない従属接続詞である when が導く節(SVのあるカタマリ)は、あくまでもサブで、話し手の伝えたい部分は主節になります。
主節 I was sleeping 従属節 when he visited me.
(彼が訪ねてきたとき、私は寝ていました。)

重要度は主節のほうが上ということになります。