Lesson 5 英語の語順(文型)5

◇L.04の復習

では、また簡単に復習です。

前回もまた新しい用語が出てきてしまいましたね。何でしたか?

まず
授与動詞でした。授与動詞とは、後ろに目的語を2つ取れる特別な他動詞のことでしたね。
showの例文をみましょう。

基本形(SVO)
I show this picture. (僕はこの絵を見せる。)

授与動詞形(SVOO)
I show you this picture. (僕はあなたに、この絵を見せる。)

もともとは、「〜を見せる。」で普通に目的語が1つ来る他動詞でした。ところが、「〜に」の意味を伴って、目的語をもう1つ増やしたのがSVOO形です。

そして、その目的語にはそれぞれ名前が付いていましたね。

SV +
間接目的語(人) +直接目的語 「(人)に・・・を〜する。」

名前を覚えるのも、文法を完全に理解するには、とても手助けになるものですので、頑張って覚えていきましょう。
簡単に覚えたいというのが人間の心理ですが、覚えたほうが良いものは、やはり覚える!
近道ばかりを選んでいては結局、実にならないのです。


◇他動詞

さあ、この文型でラストですよ♪
簡単に書くつもりが、わりと毎回長くなりがちですが、どうかご辛抱を!

では、始めましょう。ラスト文型はSVOCです。でも基本はSV・SVC・SVOですね。その知識があれば、少し応用すればいいのです。

SVOCは、文字通り、SVOにC(補語)がくっついている文型です。
では、SVOを思い出してみましょう。SVOのVはどのような種類の動詞でしたか?
SVのVは完全自動詞、SVCのVは不完全自動詞でした。そして、SVOのVは他動詞でしたね。

SVOはVの後ろに1つだけ目的語(O)を置いて文としては完全でした。ということで、実はこの他動詞も本当の呼び方があったのです。

このようなOを1つだけ置いて完成!このVは
完全他動詞と呼ばれます。
そして、今回のSVOCのように、Oだけでは完全ではなく、C(補語)も必要になってくるVを
不完全他動詞と覚えておいて下さい。

また、SVOCの場合のCは、SVC文型と区別して、
目的格補語という名前があります。でもこれは覚えれたらでOKでしょう。

整理しておきます。
SVO 完全他動詞 動詞の後ろに目的語が1つ
SVOC 不完全他動詞 動詞の後ろに目的語と補語

※完全他動詞を他動詞、不完全他動詞を他動詞の例外と押さえておいてもOK


◇SVOC

補語が登場するのは、結局SVCとSVOCになるのです。
そして、このVは共通して不完全という言葉が付いています。

SVCのVは不完全自動詞
SVOCのVは不完全他動詞

不完全という言葉が付けば補語があると押さえておきましょう。
そして補語はどんな役目をするのか?

SVCはS=Cとなり、Sを説明するのでした。
そして、今回のSVOCもそれに似たポイントがあるのです。覚えて下さいね。

SVOCは
O=Cとなる。これがSVOCの特徴です。そして、このSVOCとなるのもVによって決定されるのです。
SVOOの場合のVは授与動詞と呼ばれる他動詞でしたよね。

では、SVOCを作る動詞の代表を3つだけ書いておきましょう。

make make + (目的語) + (補語) OをCの状態にする(させる)。
call call + (目的語) + (補語) OをCと呼ぶ(言う)。
name name + (目的語) + (補語) OをCと名付ける。

例文を見てみましょう。
1. He makes me happy. 「彼は私を幸せにしてくれる。」
2. We call the dog Ponta. 「私達はそのイヌをポンタと呼ぶ。」

もし、このSVOCの文型を知らないで、SVOと間違ってしまったらどうなるでしょうか。
SVOでしたら、「〜を・・する。」と訳すのですから
1番を例にすると、「彼は私を作る、幸せに?!」という風に解釈しようがないですよね。

ここは、me = happy 「私は幸せだ。」とイコールの関係にあり、かつmakeには「〜を作る」以外にSVOCの役割があり、「OをCにする。」と覚えておけば、例文の日本語訳のように正しい解釈ができるわけです。


◇文型はVで決まる。

さて、完全やら不完全やらややこしくなりましたので、用語と文型を表にまとめてみました。
頭を整理しましょう。とりあえず以下の表は頭に図式化して完全に覚えてしまいましょう。

第1文型
S V
主語 完全自動詞
例文)
He runs. 「彼は走る。」

第2文型
S V C
主語 不完全自動詞 補語
例文)
She is cute. 「彼女は可愛いです。」

第3文型
S V O
主語 完全他動詞 目的語
例文)
You study Japanese. 「君は日本語を勉強する。」

第4文型
S V O O
主語 目的語を2つ取る他動詞 間接目的語(人) 直接目的語
例文)
I give you books. 「僕はあなたに本をあげる。」 「(人)に・・・を〜する。」
※この他動詞を別名、授与動詞と呼びます。

第5文型
S V O C
主語 不完全他動詞 目的語 (目的格)補語
例文)
You make me happy. 「あなたは僕を幸せにしてくれる。」


文型はVで決まるのでしたね。ですからVにだけ注目しましょう。
第1と4文型は別として、他の文型には共通点があります。

不完全と言えば、絶対に補語があり、他動詞と言えば、絶対に目的語があるということを押さえて下さい。
ですから、SVOCは、不完全で他動詞だから、目的語も補語も必要だということになるのです。

◇まとめ

さあ、ラストの文型のまとめをしましょう。
SVOCです。この文型は
SVOでは完結できずに補語(C)も必要になるのでした。
SVOのVは完全他動詞であるのに対して、この文型はOだけでなくCも必要で
不完全他動詞と呼ばれるのでしたね。

そして大きな特徴として、
SVOCであるならば、O=Cの関係が成り立つのでした。
これと良く似た特徴を持つのはSVCでしたね。(S=Cです。)

やはりSVOCになる動詞というのがあり、その代表は3つ出てきましたね。
make / call / name でしたね。まずはこの3つ覚えておきましょう。

では、最後に練習問題です。
次の英文は、SVOO・SVOCのどちらになるでしょうか。

1. He gives me CDs.
2. I make you happy.
3. You buy me books.
4. She shows me nice pictures.
5. I call you Bob.

今回は簡単ではなかったですか?
要するに動詞を押さえておけばすぐに判断できます。あとは訳せるかどうかですね。

では、順番に見ていきましょう。
1. 「彼は僕にCDをくれる。」 
SVOO
giveは授与動詞「(人)に・・をあげる。」でしたね。

2. 「僕はあなたを幸せにする。」 
SVOC
makeは「(人)を・・・にする(させる)。」でした。

3. 「あなたは僕に本を買ってくれる。」 
SVOO
buyも授与動詞「(人)に・・を買う。」でしたね。重要です。

4. 「彼女は僕に素敵な写真を見せてくれる。」 
SVOO
showもまた授与動詞「(人)に・・を見せる。」でしたよね。もう覚えましたね。

5. 「僕はあなたをボブと呼ぶ。」 
SVOC
you = Bob 「あなたはボブ」の関係が成り立っていますね。別にcallは授与動詞ではありません。

これで文型シリーズは一応終わりです。
今後は具体的な文法項目をみていきます。できるだけ全てこの文型の考え方に基づいて、いかに効率良く学んでいくのか、解説していきたいと思います。