Lesson 12 未来表現

◇進行形の復習

前回は進行形を学びました。この進行形はこのレッスンで学ぶ未来表現とも関連し、とても重要です。不安なかたは再度しっかりと復習しましょう。

進行形の基本は
【be動詞+動詞の ing 形】 「・・している(・・していた)。」

例文で普通の文との違いを比較してみましょう。
現在形 He studies English. 彼は英語を勉強する
現在進行形 He is studying English. 彼は英語を勉強している
過去進行形 He was studying English. 彼は英語を勉強していた

形も異なりますが、意味的に大きく違うポイントは何でしたでしょうか。

現在形は、
現在の習慣を意味し、進行形は一時的な状況を意味しました。

つまり、進行形を使ってしまうと、普段は勉強していない可能性も含まれるということでしたね。
ing 形の作り方などは前回のレッスンで確認して頂くことにして、早速今日のレッスンに入っていきたいと思います。


◇未来表現(1)

【be going to + 動詞の原形】 「・・するつもりだ。・・だろう。」

going は見るからに進行形ですが、この場合「行くところです。」と訳すのではありません。
ですが、進行形で登場した -ing を使っていることから、時間が流れ、状況変化している感じがあります。
更に、主語がそういう状態であることを示すために be動詞を用いて、主語がこれから何かをするぞという意志、そして身近な予定・計画を示すことができるのです。

しかも、going ですから、もう予定や計画実行に向けて進み準備も万端です。
このイメージから、be going to についてまとめてみます。

◎ be going to の特徴
(1)主語の意志を表す。
(2)すでに準備された身近な予定や計画を示す。

実際に、例文で確認しておきましょう。

What
are you going to do this weekend? (週末は何をするのですか。)

このような
割と身近な予定・計画、しかも予め準備されているようなことに対して、この未来表現は使われます。going toということで、物事・予定・計画がすでに進行している状態で未来を表現しているのです。

はい、ではこの【be going to 動詞の原形】の疑問文・否定文はどのようになると思いますか?簡単ですね。
be動詞があるわけですから、進行形と同様にbe動詞だけをチョチョッといじるだけでOKですよね。

一応例文で確認しておきます。
現在形 He goes fishing.
未来表現(1) He is going to go fishing next Sunday.
疑問文 Is he going to go fishing next Sunday?
否定文 He isn't going to go fishing next Sunday.

例文中の現在形で
goes は未来表現になると go と原形に戻っていることも押さえておいて下さい。go go とややこしいのですが、混乱しないようにしましょう。


◇未来表現(2)

さあ、ではいよいよ皆さんが「未来と言えば・・」でピンっと来る形に入っていきます。

未来表現(2)
【will + 動詞の原形】

この will は中学校時代に、 be going to の言い換え表現で学んだと思います。
そして今でもそんなイメージがあるのではないでしょうか。

でも、実際には be going to で示した身近な予定・計画と、この will はニュアンスが違うのです。ここで、先に will の特徴を確認しておきます。

◎ will の特徴
(1)客観的な単純な未来(予定・計画)
(2)突発的な行動意志

では、この両者の特徴を踏まえて、ニュアンスの違いをしっかりチェックしましょう。
be going to (a)主観的で、すでに準備された近い予定・計画
(b)天候などで用いられた場合、
すでに変化の徴候が見られる。
(c)
話し手の意志・感情・確信が強く含まれる。
will (a)客観的で、近い未来でも遠い未来でも可能
(b)
willに強勢を置き、強い意志を示す
(c)
突発的な意志を示す。
(d)話し手の
客観的な判断がある。

この使い分けを頭で整理するのは難しいと思います。
単純に言ってしまうと、1つのポイントとしては、どちらも話し手の意志を含むのですが、be going to は
主観的で身近な未来であること、そして will は客観的で期間の制限はないということです。

また、
be going to のほうが will と比較して、未来の計画・予定の確実性が高いと言えます。(これもあくまでも原則です。話し手により様々なケースがあります。)

ここをとりあえず押さえて、あとはネイティブの使い方を耳を澄まして観察(?)することで感覚で分かってくると思います。

では、次に will の使い方を見て行きます。


◇will は助動詞

英語は動詞がコア(核)であり、動詞そのものが様々な形に変化しましたね。

現在形では s などが付き、過去形では ed あるいは完全に他の形へと変化しました。

ですが、動詞には未来形という形はありません。動詞に何かを付けることによって未来の意味を表現するしかないのです。

will のような動詞に何か違う意味を補うサポート的な単語を
助動詞と呼びます。
この言葉を忘れてはいけません。この助動詞は今後のレッスンでも登場します。

そして助動詞の基本語順も覚えておきましょう。
【助動詞+動詞の原形】となります。

本来の動詞の意味に、少し違った意味を付け加えるお手伝いをするので、動詞を助けると書いて、助動詞です。

助動詞は、be動詞と同じ動きをし、否定文も、疑問文も助動詞そのもので処理します。

He is a good teacher.
を疑問文にすると
Is he a good teacher?
となりました。

同じく
He will play basketball.
を疑問文にすると
Will he play basketball?
となります。

要するに、be動詞も助動詞も、
疑問文は文頭に移動させるだけでOK!

be動詞の変化を押さえると助動詞にまで応用が可能なんです。便利ですねぇ〜。

では、否定文はどうなるのか、簡単です。
will に
not を付けるだけ!これもbe動詞と同じですよね。ただ、短縮形の形を覚えておく必要があります。

will not =
won't です。

では、まとめましょう。
現在形 She meets him.
未来形 She will meet him.
疑問文 Will she meet him?
否定文 She won't ( will not ) meet him.

現在形で3人称単数のsがある場合、未来になると消えてなくなります。ここも注意が必要ですね。結局、
3人称単数のsは現在形のときだけなんですよね。未来や過去には必要はありません。


◇まとめ

2つの未来表現が登場しましたが、しっかりとそのニュアンスの違いに注意してまとめ演習していきましょう。

演習1)次の日本語を英語にする場合、(a)(b)のどちらの英文が適切でしょうか。
1)(お互い約束済みで)週末その女性と会います。
 a) I will meet the woman this weekend.
 b) I'm going to meet the woman this weekend.

2)来年、彼はアメリカで英語を勉強するだろう。
 a) He will study English in America next year.
 b) He is going to study English in America next year.

3)(曇り空を見上げて)午後は雨が降るだろう。
 a) It will rain in the afternoon.
 b) It is going to rain in the afternoon.

4)(天気予報を見た後で)明日は雨が降るよ。
 a) It will be rainy tomorrow.
 b) It is going to be rainy tomorrow.

5)(電話が鳴って)僕が出ます。
 a) I will get it.
 b) I'm going to get it.


演習2)次の英文を will を用いた未来表現に直してください。
1) My father goes to the park with his camera.
2) Do they come here?
3) She sings a lot of songs.
4) You are a good teacher.
5) He doesn't use this MD.
6) I'm not a pianist.

演習3)上記の英文を be going to を用いた未来表現に直してください。


では、早速、正解を見てみましょう。

演習1)

1) 「(お互い約束済みで)週末その女性と会います。」
「お互い約束済み」ということがポイントです。つまりもう準備が整っているというニュアンス、しかも週末という身近な予定なので be going to が適切でしょう。 正解は
(b)

2)
「来年、彼はアメリカで英語を勉強するだろう。」
身近な予定ではありません。単なる少し先の未来は will がいいです。 正解は (a)

3) 「(曇り空を見上げて)午後は雨が降るだろう。」
曇り空から話し手が、雨になる変化の徴候を掴んでいるわけです。その場合は be going to が最適です。 正解は
(b)

4) 「(天気予報を見た後で)明日は雨が降るよ。」
天気予報という一般的な情報をもとに客観的に判断する場合は、will になります。(3)と比較して押さえておきましょう。 正解は
(a)

5) 「(電話が鳴って)僕が出ます。」
「電話がなる」というのは、普通は予想していません。予想していないものに対する行動は、突発的な判断に基づくもので、そういった場合に用いるのは will になります。その場で思いついた行動は will です。ぜひ覚えておきましょう。 正解は
(a)


演習2)3)では、簡単な英文変化に対応できているかが大切です。動詞は必ず原形になりますし、もとの文が疑問形や否定文なら未来表現もきちんと対応出来ているかもチェックしましょう。

演習2)
1) My father
will go to the park with his camera.
(父は自分のカメラを持って公園に行くでしょう。)
goes をきちんと原形に戻しましょう。

2)
Will they come here? (彼らはここに来る予定ですか。)
will を文頭に持ってくるだけで疑問文の完成ですね。

3) She
will sing a lot of songs. (彼女はたくさんの歌を歌う予定です。)
sings は原形になりますね。

4) You
will be a good teacher. (あなたは良い教師になるだろう。)
will の後ろは動詞の原形です。もとが are という be動詞ですから、その原形は名前の通り be になります。また will be は熟語のように「・・になるだろう、なるつもり」と覚えておいてもかまいせん。

5) He
won't ( will not ) use this MD. (彼はこのMDを使わないでしょう。)
否定文は will に not を付けるだけでしたね。
また、短縮形を用いない場合は、語調が強くなります。

6) I
won't ( will not ) be a pianist. (私はピアニストになるつもりはありません。)
これもまたbe動詞の原形になっていることがポイントです。
また短縮形を用いない will not はとても強い話し手の意志が表現されます。

演習3)
willと比較して多少ややこしいのですが、変化する部分さえ押さえていれば問題ありません。
では、チェックしましょう。

1) My father is going to go to the park with his camera.
(父は自分のカメラを持って公園に行くつもりです。)
be動詞は is ですね。

2)
Are they going to come here? (彼らはここに来るつもりですか。)
be動詞を文頭に持ってくるだけで疑問文の完成ですね。

3) She
is going to sing a lot of songs. (彼女はたくさんの歌を歌うつもりです。)

4) You
are going to be a good teacher. (あなたは良い教師になるだろう。)

5) He
isn't going to use this MD. (彼はこのMDを使わないつもりです。)
be動詞の否定文は will と同様後ろに not を付けるだけでしたね。

6) I
'm not going to be a pianist. (私はピアニストになるつもりはありません。)

下線部と to の後ろを動詞の原形にするということだけに注意して練習を重ねればすぐに慣れると思います。日本語訳も演習3では多少、より主観的な感情のある表現にしていますが、どちらでもいい場合もありますし、さほどこだわる必要はないと思います。ただ両者に流れるそれぞれのニュアンスの違いは基本的知識として意識しておいて下さいね。

以上、これで未来の表現はおしまいです。
皆さんは、現在・過去・未来と3つの時制、つまり基本的な時の流れは学んだわけですね。

これからのレッスンで皆さんは表現力が豊かになる文法スキルを学びます。レッスンは後半に入っていきますが、ぜひ最後まで諦めずに何度も何度も読んでくださいね。